クレイジー・ウルフの生き生きとした理想郷 ~Welcome to the Livepia~

俺の名はクレイジー・ウルフ 平凡な毎日のスパイスに少しでもなれれば幸いどす。

新しい物を得ようとする時、人は成長する

ごきげんよう

この世に生を受けた瞬間から買い物とは切っても切れない縁となり、
日々、買い物を続けることによって心身共に成長させられる。

これから書く内容は、私が買物関係で実際に成長させられた
実体験を日常形式で書きたいと思います。

 

 

2016年某日

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『ふう、今週もお疲れ様』
『レンタルDVDで今まで見れてなかったエイリアンVSプレデターを借りたし、ビールも買ったし、花の金曜日を満喫するぞ!』

 

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それどこ大賞「買い物』

『ん、何々"「買い物」をテーマにブログを書いて30万円"か、何か書くことあったかな』

 

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モワモワモワモワ・・・・

 

 

 

今年で30歳になる私は、小学生の時はSFC世代であり、
当時のアニメはドラゴンボールZがとても流行っていた。

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SFCのソフトは1本辺りの単価が高く、誕生日もしくはクリスマスでしか、
買ってもらえない、1本、1本の価値がとても高い貴重なもので
中でも、小2の時に巷で流行っていたソフトは"ドラゴンボールZ超武道伝3"だった。


ちなみにそのソフトはアニメの放映当時に戦っていた、魔人ブウが既に
ゲームのキャラクターとして出てくる最新のソフトなのである。

 

1月の誕生日の時に私はどうしてもそれが欲しかったので、
当時、今の私と同じ年齢である30歳の父にめちゃくちゃねだったのだった。

 

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母『お父さんは、今仕事が終わって最寄り駅だってよ、誕生日プレゼントは週末で良いかなだって』
私『やだ、最寄駅だったら、ゲーム売ってるお店5件ぐらいあるでしょ、帰るついでに買ってきて』
母『えっでも、仕事終わりだし、欲しがってるプレゼントは絶対買ってあげるから、、』
私『やだ、今欲しい』

、、、と私自身には仕事終わりも何も関係なかったので、ひたすらコキ使わせていたのだった。

 

母『父から電話だよ、直接話したいって』
父『ゲームショップ3件廻ったけどそんなソフト売ってなかったぞ、大体どんなソフトなんだ』
私『だから何回も言ってるじゃん"ドラゴンボールZ超武道伝3"だよ、パッケージに3って数字が入っているやつ、
   まだ最寄駅にゲームショップは2件あるでしょ、そこも見てきて!』
父『えっ、でもその2件は家と逆側じゃ、、、』
私『お願いね!』

 

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プツ ツーツー

 

私は既にソフトを手に入れた後のことを想像していた、
SFCを手に入れるのが人より遅かった私はその時点で同級生達とは
流行という名の情報戦で劣勢を強いられていたからである。

例えるなら、モビルスーツ開発に遅れを取り、
戦況が不利となった地球連邦軍のような状態である。
つまりは早々にV作戦を発動して、戦況の巻き返しをしたかったのである。

 

30分後父から電話が掛かってきた。

 

 

父『あったぞ!ソフト!

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私『やった~!ありがとう!

 

心の中では、既にお花畑だった。
私は嬉しくて踊っていた、踊りの経験なんぞ全くないが、
太古の振付師が憑霊したかの如く、嬉しさの舞を踊って待った。

 

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60分後、父が帰ってきた。

 

父『ただいま』

 

 

そこには、いつもよりテンションが低めな父が居た。
私はそれを不安そうに見つめた。

 

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父と目があった瞬間

父『じゃ~~~ん!!!!』

 

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きっと苦労して手に入れたソフトを易々と渡したくはなく、
焦らしたかったのだろう

 

 

しかし、父がスーツの胸ポケットから取り出したのは、、、

 

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"ドラゴンボールZ超武道伝1"だった、、、、、。

 

ドラゴンボールZ超武道伝1が発売された当初3に出てくる、
魔人ブウ編のキャラクターとか出ておらず、
セル編のキャラクターしか操作出来ないのである。

また、システムや操作も改善が加えられた3に比べて、
どこかも全体的にもっさりしているのであった。

 

それを見た私は、、、

 

私『え、、あ、、、、』

心の中では色々な思いが駆け巡っていた。

(散々"ドラゴンボールZ超武道伝3"って言ったよね)
(パッケージに3が入ってるやつって直前の電話でも言ったよね)

そして発した第一声が、、、

 

 

 

私『あ、、、、、ありがとう!

 

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子供が一つ大人の階段を昇った瞬間だった。
今後の人間社会で必要不可欠といった"気を使う"ということをこの時覚えたのである。


ちなみに、父が何故、間違えたのか分からない。

疲れて早く帰りたかったため、ナンバリングは確認せずに購入したのか、はたまたゲームのことは疎かったので本当に間違えてしまったのか。

父はこのエピソードは知らないし、今後、話すこともないだろう。

当人はまだ健在で、バリバリ働いている
きっとあの日のことは親としての仕事を全うしたと思っているのだろう。

実際、私の我儘に付き合ってくれて、それからも何不自由なく
生活させてもらった事は感謝している。

ただ、当時の父と同じ年齢となった今だからこそ思う。


"商品名は最後まできっちりと確認しよう"と.....

 

 

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書くネタと言えばそのぐらいかな、2chでおばあちゃんがファミコンのカセットを買う時、"ドラゴンクエスト"と"ドラゴンバスター"を間違えて買ったという有名な感動系FLASHもわけで、別に珍しいことじゃないみたいなんだけどね』

 


私『しっかしこの映画、中々プレデター出てこないな

 

 

 

 

はっ!!!!

 

私『エイリアンVSエイリアンだった!!!!』

 

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※エイリアンVSプレデターのパロディ映画

 

 

"商品名は最後まできっちり確認しよう"

 

~終~

 

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